2024年11月12日
高齢者の肺機能低下に注意!その原因と対策
こんにちは、「デイサービス南国の唄」です。
本日は、高齢者に多い肺機能の低下に焦点を当て、その原因や日常生活でのお話しをさせていただきますね。
肺機能が低下する原因とは?
高齢者になると、肺の働きが若い頃と比べて低下してしまうことがあります。
これにはさまざまな要因が影響しています。
肺胞の数や弾力性の低下
肺は無数の肺胞と呼ばれる小さな袋で構成されています。
この肺胞が酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する役割を果たしているのですが、加齢に伴い、この肺胞の数が減り、弾力性も失われてしまうのです。
これにより、十分な酸素を取り込む能力が低下し、息切れを感じやすくなるのですよ。
胸壁や胸郭の硬化
年齢を重ねると、胸壁の弾力性も低下します。
胸壁や胸郭(肋骨を含む骨格部分)が硬くなると、呼吸が浅くなり、肺が十分に膨らまなくなることがあります。
これも、肺機能の低下につながるのですよ。
呼吸筋力の低下
呼吸は筋肉の力で支えられていますが、加齢により呼吸に関わる筋肉、特に横隔膜や肋間筋(肋骨の間の筋肉)の力が弱まります。
これによって呼吸が浅くなり、酸素を取り込む効率が悪くなるのですよ。
毛細血管の減少
肺胞を取り囲む毛細血管の数が減少することも、高齢者に特有の肺機能低下の原因に。
毛細血管が減ると、酸素を血液に取り込む効率が低下し、結果として体内の酸素供給が不足する可能性があります。
肺機能低下の検査とその兆候
肺機能の低下は、一般的には呼吸機能検査で確認することができます。
高齢者の肺機能低下の兆候として、次のような変化が見られることがあります。
・一秒率の低下:
息を一秒間でどれだけ吐き出せるかという指標。
肺機能が低下すると、これが減少します。
・肺活量の低下:
一度の呼吸で吸い込める、もしくは吐き出せる空気の量が減ります。
・残気量の増加:
呼吸を完全に吐き出しても、肺に残る空気の量が増加します。
・肺拡散能の低下:
酸素を肺から血液に運ぶ能力が低下します。
肺機能低下がもたらす日常生活への影響
肺機能の低下は、特に活動的でない限り日常生活に大きな影響を与えることは少ないかもしれません。
しかし、以下のような不調が出てくることがあります。
・呼吸が浅くなる:
深く呼吸ができなくなるため、運動や日常動作で息切れを感じやすくなります。
・疲れやすくなる:
体内の酸素供給が不十分になると、疲れやすくなることがあります。
・認知機能や睡眠の質の低下:
十分な酸素を取り込めないことで、脳の働きが鈍り、集中力や記憶力が低下したり、睡眠の質が悪くなったりすることがあります。
肺機能低下を防ぐための対策
肺機能が低下してしまっても、日常生活の中で適切な対策を取ることで、症状の悪化を防ぐことが可能です。
禁煙
タバコは肺の健康を損なう最大の原因のひとつです。
もし喫煙を続けている場合、禁煙することで肺機能の悪化を防ぎ、呼吸器の健康を守ることができますよ。
周囲に喫煙者がいる場合も、受動喫煙を避けるようにしましょう。
軽い運動の継続
呼吸筋を鍛えるためには、軽い運動を取り入れることが重要です。
特に、ウォーキングやストレッチなどの適度な運動は、呼吸筋力を維持するのに役立ちますからね。
運動を通じて心肺機能を鍛えることで、息切れの予防にもつながりますよ。
呼吸法の工夫
深呼吸や腹式呼吸を日常的に取り入れることで、呼吸を深くし、肺をしっかり使う練習ができます。
呼吸筋の強化とともに、ストレスの軽減にも役立ちますよ。
定期的な検診と薬物療法
肺機能の低下を早期に発見するためには、定期的な検診が不可欠です。
もし肺機能が低下している場合、医師による適切な治療や気管支拡張薬などの薬物療法、必要に応じて酸素療法を受けることで、症状の進行を抑えることが可能ですよ。
加齢に伴う肺機能の低下は、多くの高齢者にとって避けられないものですが、適切な対策を講じることで日常生活への影響を最小限に抑えることができます!
デイサービス南国の唄では、さいたま市北区宮原町の地域の皆さまが健康的な日々を過ごせるよう、定期的な健康チェックや運動指導を行い、肺機能の維持にも力を入れていますよ💪気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね😊
健康を保ちながら、楽しい毎日を一緒に過ごしましょう!
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