こんにちは、「デイサービス南国の唄」です。
本日は、高齢者の爪切りやフットケアについてお話ししたいと思います。
高齢者の爪は硬くなりがちで、自分でケアすることが難しくなることもありますからね。
高齢者の爪が変化する理由とリスク
高齢になると爪は硬く厚くなり、時には変形してしまうことも少なくありません。
そのため、自分で爪を切るのが難しくなり、つい放置してしまうことがあるでしょう。
しかし、爪を長期間放置すると、以下のようなリスクが生じます。
・不衛生な状態になる:
爪が長いと、爪の間に汚れがたまりやすくなり、細菌が繁殖しやすくなります。
特に、足の爪は湿気がこもりやすいため、爪を適切にケアしないと皮膚トラブルの原因に……
・皮膚への傷:
長い爪で無意識に体を引っ掻くと、皮膚に傷ができてしまい、そこから細菌が侵入して感染症を引き起こす可能性があります。
こうした問題を防ぐためにも、定期的な爪のケアが重要です。
爪を切る前の準備とポイント
高齢者の爪は硬くなり、普通の爪切りではうまく切れないことがあります。
そのため、爪を切る前にはいくつかの準備をしておくと良いでしょう。
・爪を温める:
爪が硬い場合、そのまま切ろうとすると力が必要になり、誤って皮膚を傷つけてしまうことがあります。
入浴後や蒸しタオルで爪を温めることで、爪が柔らかくなり、切りやすくなります。
足の爪であれば、足湯をするのも効果的ですよ。
・専用の爪切りを使う:
高齢者の厚くなった爪には、普通の爪切りではなく、ハサミ型やニッパー型の爪切りが適しています。
爪切りのコツとフットケア
爪を切る際には、いくつかのコツを意識すると安全にケアできます。
爪切りの手順
1.体勢を整える:
自分の影で爪が見えにくくならないよう、明るい場所で作業をしましょう。
また、利き手でない方の手で指を押さえ、爪の境界線を見やすくすることがポイントです。
2.少しずつ切る:
一度に多くの爪を切ろうとせず、少しずつ切っていきましょう。
特に、巻き爪の予防には爪の両端をまっすぐに整えることが大切です。
3.ヤスリで整える:
爪切り後に爪がギザギザしていると、皮膚を傷つける原因になります。
爪ヤスリで滑らかに整えましょう。
力を入れすぎず、少しずつ削るように意識すると良いでしょう。
爪切りの際の注意点とケア方法
爪切りは慎重に行う必要がありますが、注意すべきポイントもいくつかあります。
・深爪に注意:
深く切りすぎると、爪周囲の皮膚を傷つけてしまうことがあるため、無理に短く切る必要はありません。
特に血液をサラサラにする薬を服用している方は、医師に相談したうえでケアを行うことが重要です。
・皮膚の状態を確認:
爪切りの前後には、皮膚の状態も確認しましょう。
異常がある場合には無理に爪を切らず、専門の医師に相談してください。
・セルフケアが難しい場合:
膝や肘が曲がりにくい方や、自分で爪を切るのが難しい場合、無理に行うのではなくデイサービスや皮膚科に相談することをおすすめします。
「デイサービス南国の唄」では、入浴後に足湯をしてから爪を切るケアも行っていますので、ぜひお気軽にご相談くださいね!