2024年06月11日
夏の高齢者に対する入浴のリスクと安全対策
こんにちは。「デイサービス南国の唄」です。
夏の暑さは誰にとっても厳しいものがありますが、特に高齢者には多くのリスクが伴います。
入浴中の事故は意外と多く、安全な入浴方法を知っておくことが重要です。
今回は、安全で心地よい夏を過ごしていただくための対策をお伝えします。
1. 入浴時のリスクを知る
特に、夏の暑い時期や寒い冬場には、高齢者が直面するリスクが増加します。
入浴中の事故で多いのは転倒、溺れ、ヒートショックですが、
これらは適切な対策を講じることで大幅にリスクを減少させることが可能です。
転倒事故のリスク
高齢者は筋肉の衰えやバランス感覚の低下により、転倒しやすい状態にあります。
特に浴室は滑りやすく、少しの不注意が大けがにつながることがあります。
水や石鹸で濡れた床は、想像以上に滑りやすくなっており、転倒した際のダメージも大きくなります。
溺れるリスク
一見すると高齢者が浴槽で溺れるリスクは低いように思えますが、
体力の低下や急な体調変化により、意外と高いリスクを持っています。
特にヒートショックによる意識喪失は、溺れる大きな原因となり得ます。
湯温が高すぎると、体温調整機能が追いつかず、体温が急上昇することで意識がもうろうとし、溺れる危険性が高まります。
ヒートショックのリスク
ヒートショックは、急激な温度変化に体が適応できずに起こる現象です。
これが原因で心臓病や脳卒中を引き起こす可能性があります。
夏場でも、冷房の効いた涼しい部屋から高温の浴室への移動は同様のリスクを伴います。
2. 入浴の安全対策
転倒を防ぐための工夫
手すりの設置:
浴室の入口、浴槽の周り、トイレに手すりを設置し、立ち上がりや移動をサポートします。
特に浴槽の出入りは高リスクなため、しっかりと手がかりが得られるようにします。
滑り止めマットの使用:
洗い場全体に滑り止めマットを敷き詰め、転倒の危険を減らします。
浴槽の内部にもマットを設置し、立ち上がる際の滑りを防ぎます。
シャワーチェアの活用:
安定したシャワーチェアを使用して座った状態で身体を洗うことが、転倒や転落のリスクを減少させます。
高さ調節可能なものを選ぶと、個々のニーズに合わせて調整が可能です。
ヒートショックから守る方法
浴室の温度調整:
浴室と脱衣所の温度差が少なくなるように、適切な暖房器具を使用して温度を一定に保ちます。
18~25℃の範囲を保つことが理想的です。
適切な湯温と浸かる時間の管理:
湯温を41℃以下に設定し、長時間の入浴を避けることで、体の負担を減らします。
浸かる時間は10分以下が推奨されます。
熱中症を予防するための対策
適度な冷房の利用:
夏場は浴室にも冷房を適度に使用し、温度が高くなりすぎないようにします。
これにより、高温が原因での体調不良を防ぎます。
水分補給の徹底:
入浴前には水分をしっかりと取り、入浴中の脱水を防ぎます。
無理に長湯をせず、こまめに休憩を取りながら水分補給を心がけましょう。
「デイサービス南国の唄」での安心な入浴サポート
「デイサービス南国の唄」では、高齢者が安全に快適な入浴ができるよう、専門のスタッフが常にサポートを提供しています。
入浴前の体調チェックから、浴室内での安全対策、事後のケアまで、一連のプロセスを通じてご利用者の健康を第一に考えたサービスを実施しています。
夏場の暑さ対策として、特にエアコンを設置した快適な環境で、体調管理にも最善を尽くしています。
さいたま市北区宮原町に位置する「デイサービス南国の唄」は、加茂宮駅から徒歩2分のアクセスの良さも魅力の一つです。
高齢者が安全に楽しい夏を過ごすために、私たちと一緒に過ごしませんか?
夏の暑さに負けない、健康で快適な生活をサポートします。