2024年10月22日

高齢者に多い「床ずれ」の予防と対策

こんにちは、「デイサービス南国の唄」です。

本日は、寝たきりの方や車椅子を利用している高齢者に多い「床ずれ」について、その原因や予防法をお話しできたらと思います。

床ずれとは?原因と症状

床ずれ(褥瘡)は、長時間同じ姿勢でいることで、身体の特定の部分に圧力がかかり続け、血流が悪化して皮膚や組織が傷つく状態のこと。

特に寝たきりや車椅子の生活が続く高齢者に多く見られます。

圧力が集中する部分に十分な酸素や栄養が届かず、皮膚が壊れやすくなり、最初は軽い赤みやかゆみから始まり、進行すると皮膚や筋肉が壊死し、感染症のリスクも高まるのです。

 

床ずれの初期症状としては、皮膚に赤みや痛みが生じ、水ぶくれやただれが見られるように……

進行すると皮膚の奥の筋肉や骨にまで影響が及び、最悪の場合は敗血症や意識障害を引き起こすこともあります。

これを防ぐためには、早期発見と適切なケアが重要💡

床ずれが進行する過程

床ずれの進行は次の4段階に分けられます。

 

第1段階
皮膚の表面に赤みや痛みが現れます。
押しても赤みが消えない場合は床ずれのサイン。
この段階では皮膚はまだ損傷していませんが、対策が必要ですよ。

 

第2段階
皮膚の下の真皮にまで損傷が進み、ただれや水ぶくれ、分泌物が見られるようになります。
ここで適切なケアをしないと、さらに深部に進行してしまいますからね。

 

第3段階
損傷が皮下脂肪にまで及び、膿が溜まったり、感染症を引き起こすことがあります

 

第4段階
筋肉や骨にまで達し、深い潰瘍が形成され、強い痛みを伴います。
この段階では外科的な処置が必要となることも。

 

床ずれが起こりやすい箇所

床ずれは、骨が出っ張っている部分に特に起こりやすく、姿勢によって発生箇所が異なります。

 

・仰向けの場合
臀部(仙骨部)、かかと、背骨、肩甲骨、後頭部に発生しやすいです

 

・横向きの場合
腸骨部、大転子部(太もも側面)、くるぶし、膝関節、肘、肩、耳などに発生します

 

・車椅子の場合
座骨、尾骨、背骨に加え、肘関節にも床ずれができやすくなります

 

これらの部位は圧力がかかりやすいため、定期的に体位変換を行い、皮膚の状態を確認することが重要です。

床ずれの予防方法

床ずれを予防するためには、いくつかのポイントに注意することが必要です。

 

1.定期的な体位変換:
2時間おきに体の向きを変えることで、同じ部分に圧力がかかり続けるのを防げます。
特に寝たきりの方は、仰向け、横向きの体位を交互に変えるなどして、血流を促進させましょう。

 

2.クッションや体圧分散マットの使用:
床ずれ防止用のクッションやマットを活用すると、圧力を分散させることができ、体への負担を減らすことができます。
臀部やかかとなど、特に圧がかかりやすい部位には専用のクッションを使うと効果的ですよ。

 

・皮膚の状態をこまめにチェック:
高齢者の皮膚は乾燥しやすく、もろくなっています。
入浴後や体位変換時に、床ずれができやすい部分の皮膚を確認し、赤みや硬さがないかチェックしましょう。
また、乾燥している部分には保湿クリームを使用して、皮膚を保護することも大切ですよ。

 

・栄養バランスの良い食事:
床ずれの予防には、たんぱく質やビタミンなどを十分に摂取することも重要です。
皮膚の修復にはこれらの栄養素が必要となるため、バランスの良い食事を心がけ、特に高齢者の場合、栄養不足にならないよう注意しましょう。

 

「デイサービス南国の唄」では、高齢者の皆様の健康を第一に考え、床ずれの予防にも力を入れています!
寝たきりの方や車椅子を使用している方が快適に過ごせるよう、体位変換や皮膚のチェック、栄養管理を徹底し、皆さまの健康をサポートいたしますよ💪
さいたま市北区宮原町でデイサービスをお探しの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね♪
専門スタッフが一人ひとりの状態に合わせたケアを提供し、安心して毎日を過ごしていただける環境を整えていますからね😊

 

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